紺野道昭通信

ぶれない判断軸を持つために 社是・経営理念④(定期発信-Vol.226)

10.管理職の背中を見る

 経営者の発信のみで、全てを届けることはできません。

 当社においても東北・関東に数多くの事業所がありますから、本社にいる私と各事業所間には物理的な距離があります。

 したがって私の発信が行き届かないこともあります。

 そこで私は、各事業所の管理職に目を向けます。

 不思議なもので、業績というものは理念に沿った行動を積み重ねていれば、自ずと連動します。

 例えばある事業所で社員起因のトラブルが続いたとしましょう。

 これはその事業所において、理念に沿った行動ができていない兆候です。

 彼の上司である管理職が、どんな教育をし、どんな姿勢・態度で仕事に向き合っているか、ということです。

 私は管理職社員たちを信頼していますので、責めるような言い方は極力しないようにしています。

 しかし、優しいだけでは現場は回りません。

 時には厳しく伝えることもあります。

 人はどうしても楽な方に流れてしまいますから、放置はできません。

 

11.社員にとって理念は「ルール」に見えることもある

 理念を規則やルールと同じように感じる社員も多いかもしれません。

 会社が押し付ける決まり事と感じているかもしれません。

 経営者が口酸っぱく云えば云うほど、そう感じてしまうのかもしれませんね(笑)。 

 

12.理念を“自分ごと”にする鍵は、日々の行動と感情の接続にある

 理念に共鳴できる部分があれば、押し付けられたと感じないかもしれません。

 その部分が増えれば増えるほど、仕事へのモチベーションも自然と上がっていくはずです。

 人は、納得できることには前向きになれるものです。

 日々の行動を理念に照らすのは勿論、自身の価値観や信念にも照らす習慣が欠かせません。

 例えば「お客様から感謝の言葉をいただく」という理念の下、実際にお客様から感謝されたとしましょう。

 

 現場でお客様から感謝される

      ↓

 理念に沿った行動の結果だと実感する

      ↓

 これは自分にとって仕事のやりがいだ

      ↓

 こういう仕事がやりたかった

 

 この流れができると、理念が掲げられた言葉ではなく、自分の仕事の意に変わっていきます。

 人は一日の大半を仕事に費やすのですから、その時間が楽しく、有意義なものにするべきでしょう。

 社員にとって、理念がその道しるべになってくれたら、ほんとうに嬉しく思います。