10.管理職の背中を見る
経営者の発信のみで、全てを届けることはできません。
当社においても東北・関東に数多くの事業所がありますから、本社にいる私と各事業所間には物理的な距離があります。
したがって私の発信が行き届かないこともあります。
そこで私は、各事業所の管理職に目を向けます。
不思議なもので、業績というものは理念に沿った行動を積み重ねていれば、自ずと連動します。
例えばある事業所で社員起因のトラブルが続いたとしましょう。
これはその事業所において、理念に沿った行動ができていない兆候です。
彼の上司である管理職が、どんな教育をし、どんな姿勢・態度で仕事に向き合っているか、ということです。
私は管理職社員たちを信頼していますので、責めるような言い方は極力しないようにしています。
しかし、優しいだけでは現場は回りません。
時には厳しく伝えることもあります。
人はどうしても楽な方に流れてしまいますから、放置はできません。
11.社員にとって理念は「ルール」に見えることもある
理念を規則やルールと同じように感じる社員も多いかもしれません。
会社が押し付ける決まり事と感じているかもしれません。
経営者が口酸っぱく云えば云うほど、そう感じてしまうのかもしれませんね(笑)。
12.理念を“自分ごと”にする鍵は、日々の行動と感情の接続にある
理念に共鳴できる部分があれば、押し付けられたと感じないかもしれません。
その部分が増えれば増えるほど、仕事へのモチベーションも自然と上がっていくはずです。
人は、納得できることには前向きになれるものです。
日々の行動を理念に照らすのは勿論、自身の価値観や信念にも照らす習慣が欠かせません。
例えば「お客様から感謝の言葉をいただく」という理念の下、実際にお客様から感謝されたとしましょう。
現場でお客様から感謝される
↓
理念に沿った行動の結果だと実感する
↓
これは自分にとって仕事のやりがいだ
↓
こういう仕事がやりたかった
この流れができると、理念が掲げられた言葉ではなく、自分の仕事の意に変わっていきます。
人は一日の大半を仕事に費やすのですから、その時間が楽しく、有意義なものにするべきでしょう。
社員にとって、理念がその道しるべになってくれたら、ほんとうに嬉しく思います。